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コラム

人の心(意識)の働きを変えるのは人為的な環境

誰もが持っている、〇地勢や気候など自然の環境(国や地域によって異なる)の中で身についた心(意識)の働き、そして、〇愛(和)、秩序と調和、礼節を大切にするなど本理に適い、本然に則した普遍の基本ルールの中で身についた心(意識)の働きは、宇宙の営みから導かれる普遍の摂理に沿う、言わば天賦のものなので、変わることはありません。

一方、〇親や周りの人たちの価値観や振る舞い、〇学校での教育、〇上位の者の命令や支配、〇体験、〇実定法、〇世間の風潮や流行、〇新聞やテレビの報道など、人為的な環境の中にいると心(意識)の働きが変化することがあります。

人為的な環境に置かれて変化した心(意識)の働きが表に出るようになると、普遍の心(意識)の働きが表に出ないようになります。しかし、自分の心(意識)の働きが好ましくないことを自覚し、それを好ましいものに改める意思があれば、もともと持っている普遍の好ましい心(意識)の働きが表に出るようになります(戻ります)。

かつて心地よいふる里で強い国であった日本は、今日、不安定で弱く情けない姿を呈するようになっています。

日本がそうした姿になったのは、多くの日本人が、”いくつかの人為的な環境”によって変化した心(意識)の働きを表に出すようになり、もともと持っている日本人ならではの心(意識)の働き(縄文時代に培われた特性)を表に出さないようになったからです。

次のコラム欄から、日本人の心(意識)がどのように変化したか、お話しさせていただきます。

多くの日本人の心(意識)の働きを変えた ”いくつかの人為的な環境”については、しばらく後でお話しさせていただきます。

(樫野紀元「古来受け継ぐDNA」草稿(抜粋)より。2023年7月)