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コラム

皆さん、「義」を忘れているのでは?

今、多くの人が「義」を忘れているように思います。

「義」は、自分が属しているところ(家庭、企業、地域社会、そして国)では、今何が一番重要なことかを考えること、そして(国、地域社会、企業、家庭の順に)一人ひとりが一番重要なことが達成できるよう、どんな細かいことでも何が正しいか見極め、「黙って」それを行動にうつすこと、を言います。

今、何はともあれ、日本(国)は、新型コロナウイルスの拡散を防ぐことが最重要課題です。悪疫に翻弄されていては、国の基盤を固めることができません。喫緊の施策(対中国の問題や産業の本来の振興など)がおろそかになりがちです。悪疫のためにオリンピックの開催ができない、というのでは世界に汚点を残すだけです。まずは、新型コロナウイルス拡散防止に、一人ひとりが何を優先するかを考え、行動するのが「義」です。

政府、地方自治体は今、特に飲食店をはじめ人がたくさん集まる場所などの疫病感染対策を中心に、緊急事態宣言やまん延防止の施策を展開しています。それらは、もちろん必要なことでしょう。

マスコミは、感染者の数や病院疲弊、経済の問題、そして蔓延防止期間の設定などについて報道しますが、それはそれとして、新型コロナウイルスに感染したらこんなにひどい症状になる、こんなにひどい後遺症がある、といった報道をより多くしていただくと、一人ひとりが、より感染予防に気をつかうようになるのでは、と思います。

いずれにしても、一番必要なことは、「一人ひとりの自覚」ではないでしょうか。2020年の緊急事態宣言発令時、ほとんどの皆さんが自粛し、外出を避けていましたから、街中には人がほとんど見られないくらいでした。感染者の数は東京でも日々二けたでした。

今、感染者が昨年の緊急事態宣言の発令時より何倍も増えているにもかかわらず、居酒屋や飲食店で若者たちが大声で気炎を上げている光景をよく目にします。カラオケスナックで年配の人たちが集まって盛り上がっています。それらは、とても恥ずかしい光景です。居酒屋や飲食店のテーブルにアクリル板を入れることや、飲食時以外はマスク着用、などをうったえても、「自分たちだけが楽しければよいという感情や気持ちを優先し、居酒屋やカラオケスナックなどでハメを外す」ところには、「義」など微塵もありません。感染者の数が少ないことが、経済その他の活動を本格的に再開するもとになるのです。

先に「ビバ、若者たち」というタイトルで頑張っている若者を5件、紹介させていただきました。他を顧みず、こうした身勝手で大騒ぎする若者たちは、頑張っている若者たちに一体どう映っているでしょう? 自分たちだけ盛り上がっている年配の人たちは、子供たちに一体どう映っているでしょう?

悪疫の感染防止のため、自分が為すべきことを為す、これが「義」を重んじる本来の爽やかな日本人の姿と思うのですが。(2021年4月2日)