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コラム

宮澤賢治の共感覚

人間学を学ぶ「紀元塾」、月に一度の定例会。今回は宮沢賢治(1896~1933)の共感覚が話題になりました。

「銀河鉄道の旅」「風の又三郎」「注文の多い料理店」「雨にもまけず」など宮沢賢治の一連の作品によって、心が洗われる思いをし、また本当の幸せとは何か考えさせられる読者は多いと思います。

これらの作品が、年齢にかかわりなく多くの人に感銘を与えているのは、一つには、彼の共感覚がベースになっているためと思われます。

共感覚は、例えば陽の光に音を聴き、吹く風に声を聞くなど、一つの刺激に対して二つ以上の感覚を持つことをいいます。純粋に生き、謙虚で、優しく思いやりがある人は共感覚を持ちやすいとされています。

共感覚を持っている人は宇宙のエネルギー(宇宙の氣)を感じ取る力が強いといいます。そしてひらめきを得やすいといいます。

宮澤賢治は、若い頃、星座に熱中し、また原始仏典の「人の命は見せかけの生死を超えて無限に続く」という教えに大きな感銘を受けたといいます。彼の場合、こうした背景があったから共感覚を持っていたと言えるのかもしれません。また、純粋に生き、創作活動にいそしむことができたのは、裕福な実家が経済的、精神的に彼をサポートしたからでしょう。

ともあれ、共感覚を持っていることは、文学に限らず、音楽、絵画その他の分野で、人の心を打つ作品を創る一つのベースになるようです。

 

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