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コラム

何故、原発再稼働に「ノー」と言えない?

「首都圏の6知事、再稼働賛否示さず」(東京新聞2019年5月11日朝刊、1面)

「命かかる判断 国に丸投げ」(同28面)

原発の本質は「魔法使いの弟子」です。「魔法使いの弟子」は、いくらか魔法を使えるようになった未熟な弟子が、魔法をかけたものの、それを収めることができず、師匠に大目玉をくらう、というお話です。

大量に発生する使用済み核燃料の処理も満足にできず、事故が起こった時の処理も十分にできないのに、効率がいいからなどと言って原発を推進、あるいは再稼働するのは、まさに「魔法使いの弟子」の姿そのものではありませんか。

〇原発は機械です。機械である以上、故障は避けられません。原発に使われる各部品には耐用年数があります。一般に機械系は、高度になるほど脆弱性が増します。その管理や点検のためのコストは計り知れません。燃料費だけで原発がローコストとは、決して言えないのです。

〇原発は多くの場合、人が住んでいないところに建てられます。だから原発を建てても人が住んでいないから安全と言います。しかし、そこは、かつて大きな災害があったから人が住んでいない、あるいは住めなかったところ、とも言えるのです。そこは、他の地域よりも自然災害を受ける可能性が高いところかもしれないのです。

〇活断層が無いところは地震の危険が無い、というのは大きな間違いです。活断層は過去に地震があったために生じたものです。日本では、どこでも大きな地震が発生する可能性があるのです。

原発の事故による災害は、災害の中でもっとも深刻です。

国民の大多数は、原発の廃止を求めています。これは、原発事故を懸念する国民の、心の奥底から発せられる、危険回避の声なのです。

いったん、事故が起きると、何十兆円ものコストがかかります。

放射線を防ぐ材料で十重二十重に覆って使用済み核燃料を地下に埋めたとして、安全が確認されるまでには、ざっと10万年かかると言われています。事故で発生した放射性物質の処理も、また然りです。

原発は利権に絡むという負のイメージもあります。

いずれにしても、原発そのものが国民生命の安全を脅かし、国の基盤を危うくする、この上なく怖いものと人々が気づいているのです。

知事さんたちは、エネルギー政策は国レベルの問題、とおっしゃいますが、そもそも、原発をエネルギー政策に入れること自体が、間違っているのです。

一人でも「ノー」と言ってくれる知事さんがいたら、その県の人たちはとても喜ぶと思いますが、如何でしょうか。

 

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