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古事記の真説(8)天照大神の岩屋戸隠れの真実-甘えとわがままは神様がもっとも嫌うもの

古事記の神話の中でもっともよく知られているのは、天照大神が弟スサノオの命のあまりにも自分勝手な行動に手をやいて岩屋戸(いわと)に隠れ、世の中を暗闇にした、という話でしょう。この話の真意は次のようです。

『スサノオの命の甘えとわがままを直すには、この方法しかない。天照大神は、地中の奥深く入り、宇宙の霊力を使ってあちこちの火山をいっせいに噴火させた。噴煙が地上を覆ったので、日の光が届かなくなり、皆困ってしまった』 このお話は神の厳愛(いずあい)がテーマです。

原文は「天照大神、見畏み(かしこみ)て、天の岩屋戸、閉(た)ててさしこもる」です。古伝を参照し、やまと言葉を読み解くと、見畏みて、は宇宙の霊力を操るのは宇宙の神様に畏れ多いことながらという意味になります。岩屋戸は地中深くにある岩盤を指します。閉てて、は戸を閉めるに加え、身を投じる、の意味があります。さしこもる、は挿し籠るで、深く入り込む、です。天照大神が地中の奥深くに入って行ったのは、身を隠すためではなく、閉じ込められている火山のエネルギーを解放するためだったのです。

この場面は日食であった、とする説があります。しかし日食はほんの一瞬です。天照大神に岩屋戸から出て再び地上を明るく照らしてもらう(岩屋戸開き)ために、神々がいろいろな策を講じる記述が長々と続くところからも、地上が暗闇であった時間は長かったことがわかります。

M8,M9の大地震があると、連動して数年の間に火山の噴火があることが知られています。古事記では、スサノオの命が地上から天界に向かうとき、大きな地震があったと書かれています。それは、火山の噴火の前兆であったことを示しているのです。

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