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コラム

社員の人間力を評価する尺度

社員の人間力を評価する尺度にはさまざまなものがありますが、とりあえず次の①~⑤は役に立つと思われます。

①人を侮ることなく丁寧で謙虚であるかどうか、②気持ちがゆったりして懐(ふところ)が深いかどうか、③誠実で約束をしっかり守るかどうか、④他に対してこまやかに気を配り、きびきび動くかどうか、そして何よりも、⑤他に対して思いやりがあるかどうか。(孔子の言を参考に作成)

これら①~⑤について、各項、・よく当てはまる、・まあ普通、・あまり当てはまらない、の三段階に分けて評価します。

社員を評価するとき、それぞれの分野での仕事の能力や成果をもとにすることが多いようですが、人間力を的確に評価することは意外に少ないようです。実際、上の①~⑤にそれなりに当てはまる人は、仕事に対する意欲も能力もあり、成果に期待できるのです。

例えば、①によく当てはまる人は侮られることがありません。②によく当てはまる人は頼もしい人と思われ、人がついてきます。③によく当てはまる人は役職に就けるに値します。④によく当てはまる人は仕事がよくできます。⑤によく当てはまる人には人がよく従ってくれます。

特に、昇任・昇格させるときなど、仕事に対する能力がほぼ同じなら、この①~③の評価がより高い、つまり人間力がより高い人を選ぶことが望まれます。

現実には、多くの会社で、上司の気に入りの部下やおもねたりおべっかをつかう部下を取り立てる例が多く見受けられます。こうした人事を重ねていると、いつしかその会社は衰退していきます。

客無視の販売主義が幅をきかせるという風潮は、長くは続きません。これまで、世の人たちが本当に求めているモノについてのしっかりした分析も無く、単に今は売れるという見込みでモノをつくって世に出している例は多いです。これからの多品種少量生産・消費の時代、世の人たちが本当に求めているよいモノを見極め、それをつくって提供し続ける限り、その会社は発展することはあっても、つぶれることはありません。

会社のミッションは、世の人たちが本当に求めているよいモノをつくって提供することです。

ここで評価される人間力が高い人は、そもそも能力があるだけではなく、人を観る目、世の状況を観る目をもっているものです。そして自分の持ち味やそれを生かす道も心得ているものです。

人間力が高い人が一人でも多くいる会社は、企業文化が洗練され、心地よい職場環境がもたらされます。企業文化が醸成され、洗練され、若手も働きやすい環境になります。社員は不安もなく、生き生きと活動できます。個々の社員の”お役たち力”も向上するのです。