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コラム

人間力を評価する尺度

孔子の言を参考にすると、人間力は、とりあえず、①丁寧で謙虚であるかどうか、②気持ちがゆったりしていて懐(ふところ)が深いかどうか、③誠実で約束をしっかり守るかどうか、④周りに気を配ってきびきび動くかどうか、そして⑤他に対する思いやりの心をもっているかどうか、について、それぞれ、よく当てはまる、まあ普通、あまり当てはまらない、の三段階で評価できます。

会社の人事考査では、それぞれの分野における仕事に対する能力評価を基本とし、人間力に関する評価はあまりなされていないようです。人間力は、この①~⑤の項目について、それぞれ三段階で評価するやり方が結構役に立つと思われます。

昇格させるときなど、仕事に対する能力が同じなら、この①~③について、よりよく当てはまる人を選ぶことが会社発展のもとになります。今日、上司の好き嫌いによる人事、おだてたり阿る部下を取り立てる、などの人事が多く見受けられます。こうした感情中心やエコひいきによる人事を重ねて会社が衰退していった例はたくさんあります。

 

一般論ですが、会社のミッションは、本当によいものをつくって世の中に提供することです。世の中の需要に的確に応えるモノを提供し続けるかぎり、その会社はつぶれることはありません。いや、発展し続けます。

今、世の中では、”客無視の販売主義”が幅をきかせているように思われます。これから多品種少量生産・消費の時代になっていくことは明らかですが、世の中の人が本当は何を望んでいるか、しかるべき分析がなく、その時点でとりあえず売れそうなモノをつくって買ってもらえればよい、という企業文化があることは否めないでしょう。

 

端的に言いますと、ここに示す①~③でよい評価を得る人は人間力が高い、と言えます。人間力が高い人は、概して人を観る目、社会の情勢を見極める目をもっているものです。また、自分の持ち味と役割が何であるか、そしてそれをどう生かすかを明確に知っているものです。さらに、志を高くもっているものです。

人間力が高い人が一人でも多くいる会社は企業文化が洗練され、伸びしろがより大きくなるのです。