ホーム>コラム>「政治のリーダーを選ぶ目をもとう」
  • ホーム
  • 活動案内
  • コラム
  • 機関誌
  • 代表紹介
  • 法人概要
  • お問い合わせ
コラム

「政治のリーダーを選ぶ目をもとう」

「政治のリーダーを選ぶ目をもとう」

樫野紀元

「そのなすところを視(み)、その由(よ)るところを観(み)、その安んずるところを察すれば、人いずくんぞかくさんや」(「論語」為政編)

 (その人がやっていることに注意し、その言動がどんな価値観や知識にもとづいているかを確かめ、その人がどんなことで心が安らかになるかがわかれば、その人がどのような人であるか、が明らかにわかります。到底、かくせるものではありません)

 特に、政治のリーダーがどのような人であるか、よく見極める必要があります。

 具体の例はあえてお話しいたしませんが、政治のリーダーが君子であれば、市民は安心して仕事に励み、豊かな生活を送る希望を持てるようになります。一方、リーダーが小人であれば、世に悪がはびこり、市民はすっきりしない不幸な日々を送るようになります。

 (君子は、人格が立派で尊敬される人。小人は、徳や器量が無い人)  リーダーが、正しい心をもって筋を通し、理想をもって市民を導けば、必ず賛同者が増え、よりよい社会をつくることができるのです。

 私たちは、国や自治体のリーダーには、必ず君子を選ぶ要があります。

 そのために、一般市民である私たちは、いつも、今ご紹介した「論語」のこの言葉を参照する要があります。

 一つの例ですが、先日報道された、某自治体のリーダーであった人(元知事)の記者会見での話と地方議会での証言は、自分にとって都合が悪いと自らが感じたであろうところについては、それは役人や専門家、議会が決めたこと、記憶がないなど、責任のがれや自己弁護が多いという印象でした。おまけに、時々声を荒げ、傲慢ともとれる言もありました。

 「小人は諸(これ)を人に求む」(小人は自分の失敗などを人のせいにする)、「小人は驕(おご)りて泰(やす)らかならず」(小人は傲慢で思い上っていて、ゆったりしていない)、「小人は文(かざ)る」(小人は言い訳する)(以上「論語」より)

 なすところをみれば(記者会見での話と議会での証言に限り)、その元リーダーは、まさに「論語」で示される小人、と思われてもしかたがありません。

(「論語」に興味をお持ちの方は、樫野紀元著「心を元気にする論語」青春新書をご参照いただけましたら幸いです)